熱心に指導してもなかなか上手くならない選手は、技術力が低いのではなく、そもそもサッカーをするための基本的な動作ができていない可能性が高いとしたら…?
そして、この「基本的な動作=自分のイメージどおりに身体を動かせる能力」は、運動センスや才能よりも、大きな上達の差を生みだすとしたら…?
小学生から大学生まで6,000人を超える選手の上達を支え、日本代表・長友佑都選手の専属コーチとしても活躍した鬼木祐輔氏は「まず、自分が上手にボールを扱える範囲を知ること」が大事であると言います。
例えば、ドリブルのボールコントロール。
身体の使い方の習熟度が低い子どもの場合は、そもそもボールを良いところに置くこと自体を難しいと感じます。
この状態で、ボールを置きにいこうとすると、どうしても片足立ちになり、その結果、身体はワンテンポ遅れて、スムーズにボールを扱うことができません。
ただ蹴りやすい場所にボールを置こうとせずに、自分が蹴りやすいところに移動する必要があります。
大事なのは、蹴りやすいところに身体が移動する過程で、ボールが扱いやすいところに置かれていることなのです。
他にも、走るときの加速や減速の動作、方向転換、1対1で相手を抜くドリブルなど、あらゆるプレーの質は「どれだけ身体がよく動くか」で決まると、鬼木コーチは言いますが…
具体的にどんな練習をすればいいのか?
長友佑都も絶賛する、日本唯一のフットボールスタイリスト・鬼木祐輔が、サッカー経験のないお父さん、お母さんでもすぐに教えられる、サッカーが上手くなるための身体の使い方を身につける方法を公開します。
Disc1 練習効果を倍増させるエクササイズ(収録時間51分)
- サッカー上達のために、何を習慣化すべきか?
- ボールを使って、身体を動かす準備をする
- サッカー選手が固まりやすい筋肉と、そのほぐし方
- 胸の筋肉をリラックスさせる呼吸法とは?
- なぜ、首の筋肉をほぐすことが大切なのか?
- 四つ這いでおこなう「4種類のエクササイズ」
- サッカーに必要な「反る」動作をスムーズにする方法
- ウォーミングアップの前にやるべき効果的なエクササイズ
- スムーズな股関節の動きを作るエクササイズ
Disc2 加速、減速と身体の切り返し(収録時間51分)
- なぜ、股関節を「上下」に使えることが重要なのか?
- 上下にスムーズに動く股関節を作るエクササイズ
- タオルを使って、ドリブル力をアップさせる方法
- 4ステップで、サッカーに必要な動作を習得する方法
- やるほどによく動く身体が作れる「ONK体操」とは?
- 呼吸でドリブルのスピードをコントロールする方法
- ストップから瞬時に動きだすためのエクササイズ
Disc3 上下半身の連動、全身のバランス(収録時間59分)
- サッカー選手が身につけるべき、理想の移動方法とは?
- 一歩目の動き出しをが速くなる身体の使い方
- ドリブルで相手の背後に入っていく意識をつけるには?
- なぜ、ボールを上手く扱えるだけでは不十分なのか?
- 「8の字」「Iの字」「Yの字」の3つのドリル
- 相手にピッタリついていく動き出しの秘訣
- 相手のモーションを見て、予測する力を養う方法
Disc4 試合で活かせる実戦テクニック(収録時間47分)
- 何回もスムーズに切り返しをするには?
- 「ボールを良いところに置く」の本当の意味とは?
- まさか、「軸足」を教えているのは日本人だけだったなんて…
- キックが飛ぶようになる身体の使い方とは?
- ボールを簡単、正確に受けられるようになる方法
- ボールをいとも簡単に奪う方法といつまでもボールを奪えない違い
フットボールスタイリスト
鬼木祐輔(おにき・ゆうすけ)
コーチとトレーナーの両方の経験をもとに、「身体を上手に動かす」という、これまでにない観点から独自の指導メソッドを確立。運動が苦手な子どもでさえ短期間で上達させる優れた指導手腕は、多くのサッカー指導者から高く評価されている。現在では、幼稚園から大学まで、各世代の強豪校やプロ選手の指導に携わりながら、短期スクールや講習会なども精力的に行っている。
DVD視聴者・実践者の声
M.A様(49歳)指導歴3年・お子様:中学1年
経験上、感覚としてある程度分かっていたものの、具体的な指導ができないことにジレンマを感じていたことの答えがやっと出たという気持ちです。
S.I様(45歳)指導歴5年・お子様:小学6年、4年
一番印象に残った事は、股関節の使い方、前後ではなく 上下に使うという点。成長過程で体の変化や、痛み等で悩んでいる 子供を持つ親御さんにお勧めしたいです。
T.K様(41歳)指導歴5年・お子様:小学5年、中学2年
ボールの方向は変わっているが、自分の方向は変わっていないという、上半身を含めた体全体を見るアドバイスの仕方は勉強になりました。リフティングなどは凄く出来るけど、試合で上手くいかない選手にお勧めしたいです。
森下 徳顕様(41歳)指導歴22年・お子様:小学3年
一番印象を受けたことは タイトルにもある「重心移動」のために、何をやるにしても常日ごろから「姿勢」と「呼吸」とその『意識』の大切さ! の印象を受けました。
K.M様(30歳)指導歴5年・お子様:中学生
集団で一斉に指導をしていると、練習を重ねても、 うまくいかない選手がいます。そういった選手に対しての言葉の選び方、良いプレー、 あるいは、こちらの期待するプレーの感覚をどのように伝えるのかが、わかりました。
N.K様(25歳)指導歴7年
人間の体のメカニズムを知ることで、こんな気づきや発想があるのかと驚かされました。当たり前のことを当たり前にできていない現実を知らさせれました。
Y.S様(38歳)指導歴7年・お子様:小6・2年
参考になったのは、上半身と下半身の連動、そのための準備運動や意識です。実際にグランドで体を動かすと、うまくできなかった動きの原因がわかりました。
M.W様(35歳)指導歴13年・お子様:中学生
鬼木さんの書籍などにもすでに書かれていますが、重心移動のコツが映像を用いることと、連動した詳しい解説とでより分かりやすく示してくれています。