中間ポジションにおける前衛の処理は、試合の勝敗を左右するとても重要なプレーですが、ネット際のプレーに比べてミスが多くなるのもまた、中間ポジションの特徴です。
たとえば、中間ポジションからスマッシュを叩きこもうとして、ネットに引っかける、アウトする、打点がズレる…など。
ソフトテニス界随一の理論派で元全日本女子ナショナルチーム・小峯秋二氏によると、ミスを減らし、決定力を上げられる指導のポイントは2つ。
1つは、どんなスイングにも使える「体の使い方」。
もし、スマッシュやハイボレー、ローボレー、ヒッティングボレーなど、これら全て「別の技術」として教えているなら、ミスを生む原因のひとつです。
小峯監督は「ひとつの同じ体の使い方」で、 全て打ち分けることができると言います。それが「肩の内旋動作」です。
もう1つのポイントは、ズレても修正できる「ボールの捕らえ方」。
スマッシュを打つ場合、多くはいかに角度をつけられるかを考え、 ボールを上から下に叩きつけるようにスイングしますが、これでは落ちてくるボールに対して「点」でしか捕らえることができず、ミスを生む大きな原因になるのです。
中間ポジションの処理が苦手なままだと、試合の流れを相手に奪われ、 どんどんと悪いサイクルに飲まれはじめてしまい、 得点を奪われる可能性が何倍も高くなってしまいます。
もし、これらの原因を解消したいと思うなら?
ソフトテニス界随一の理論派で元全日本女子ナショナルチーム・小峯秋二が、中間ポジションからベースライン付近の前衛処理の指導法を公開します。
Disc1 中間ポジション~ベースライン付近 前衛の基礎理論(収録時間51分)
- 中間ポジション~ベースライン付近における前衛指導のポイントと注意点
- 肩の内旋運動と逆手の使い方
- 遠心力を生みだし、スマッシュの威力を上げる方法
- 「ラケットを自分の耳のそばに上げる」ことがNGな理由
- 打点の幅を正確に調整できる、ヒザの屈伸運動
- 後ろのボールでも楽に取れる、「体の切り替え運動」とは?
- 中間ポジションにおける、ボールインパクト時のフットワーク
- ボールの「打ち出しの高さ」は、どのように変えればいいのか?
- ボールの回転を理解し、ねらった場所に正確に打つ方法
- 回転を自由自在に操るラケットワーク
- 利き腕の正しい軌道を体に覚え込ませる方法
- パワーを生みだす、軸足と股関節の使い方
- どうすれば、落下するボールを下から包み込むように打てるのか?
- なぜ、「利き腕を力いっぱい振り下ろす」スマッシュは無意味なのか?
- 打ち出しの高さとインパクト面を瞬時に変えるテクニック
Disc2 スマッシュ、ハイボレー、ローボレー、ヒッティングボレーの基本(収録時間68分)
- ハイボレー、ローボレー、ヒッティングボレーの基本動作(フォアハンド)
- スマッシュとボレーに共通する、「肩の内旋運動」とは?
- 踏み込むスペースに余裕がない場合のストローク
- 股関節と肩の内旋運動を連動させ、ボールに威力を出す方法
- スライス回転を加える場合の腕の回外運動
- 前に踏み込むスペースの有無で、どのようにプレーを変えるべきか?
- 深いボールにも対応できる、ラケット面を前に残すテクニック
- ローボレーとハイボレーにおける体のバランスの取り方
- 手首の返し方ひとつで、球質をコントロールする方法
- スマッシュ、ハイボレーの基本動作(バックハンド)
- バックストロークにおける、軸足と踏み込み足の角度
- 股関節のパワーをボールに伝える足の踏み込み方
- コントロールが効かなくなる、NGな打ち方とは?
- ローボレーの基本動作(バックハンド)
- インパクトのタイミングを掴む、指導者の声掛けのポイント
Disc3 ウォーミングアップとフットワーク(収録時間84分)
- ソフトテニスのためのウォーミングアップ
- 股関節の動きを改善するエクササイズ
- 肩関節の動きを改善するエクササイズ
- ひねり動作を生み出す、胸椎のエクササイズ
- なぜ、足が外側を向くことが大切なのか?
- ソフトテニスのためのフットワークトレーニング
- ステップにメリハリをつけるエクササイズ
- リラックスした状態で、加速と減速をコントロールするテクニック
- もっとスマッシュを決めるためのフットワーク
- インパクト間際の微調整のトレーニング
- ハイボレー、ヒッティングボレーを決めるためのフットワーク
- 動きの中で、判断と対応の練習
- 相手のボールに合わせてステップを変えるトレーニング
特典DVD(収録時間68分)
- 小峯秋二監督の「ソフトテニス指導理念」
- 林健太郎「選手のメンタルを強化するコーチング理論」
元全日本女子ナショナルチーム/元全日本女子U20チーム監督/富山県立高岡西高等学校 ソフトテニス部監督
小峯 秋二(こみね しゅうじ)
選手時代は、全日本選手権大会優勝、全日本シングルス選手権大会優勝、全日本インドア大会優勝をはじめ、国内タイトルの全てを獲得したトッププレーヤー。さらに、国際大会では、4大会全てに出場し、日本チームのメダル獲得に貢献。全日本チームとして12年間の選手生活を引退し、指導者に転向。以来、指導者として10年間全日本チームに関わるだけでなく、1,000人を超える選手を指導。現在も、さまざまな角度からソフトテニスを追求し「ソフトテニス界随一の理論派」として活躍している