フェデラーのような、相手が反応する隙を与えない速いボールや、 錦織圭のような、相手のリズムを崩し、一気に主導権を握るようなショット。
世界的テニスプレーヤー杉山愛選手の公認コーチの1人として名を連ねる新井湯太加プロによると、「自分にはまだ早過ぎる」と考えている一般プレイヤーでも、 コツさえ掴めば、プロのように気持ちの良いフルスイングのショットができるとのこと。
例えば、回転量を減らしたことでスピードが格段にアップする攻撃的な 「ワイパースイング」。
試合中のさまざまな場面で使えるスイングなので、プレーの幅が大きく広がります。
回転量を減らしてスピードアップさせると、ミスにつながるのでは?と思われるかもしれませんが、回転量を自在にコントロールすることで、エースを狙ったり、確率を優先させたりと、プレーの選択肢を増やすことができます。
そして、もう1つ、早いタイミングでボールを捉える「ライジングショット」。
少ない力で強いボール、角度のあるボールを打ち返せ、相手に構える余裕を与えず、スタミナの消費を抑えられるなど、試合を有利に、またより攻撃的なフォアハンドを身につけるためにも 必要なテクニックです。
「高度なショット」と思われているかもしれませんが、実は体力に自信がない人こそ身につけたいテクニックだと、新井プロは言います。
なぜなら、楽に返球しようと下がるほど、相手に時間的余裕を与え、オープンコートがなくなり、その後の展開で不利になるから。
なので、早いタイミングでボールを捉え、 攻撃的なテニスをすることが、試合に勝つために重要なポイントになるのです。
ひょっとしたら、これらのプレーについて「本当に一般プレイヤーでも習得できるのか?」と思われるかもしれません。
確かにこれらの技術は、1日や2日で習得できるタイプの技術ではありません。しかし、だからこそ「本当に学ぶ価値のある技術」であると言えます。
大事なことは、正しい方法で順番を守って練習に取り組むことです。
もしあなたも、プロと同じスイングで試合を有利に進めたいと思うなら…?
世界的テニスプレーヤー杉山愛選手の公認コーチの1人として名を連ねる新井湯太加プロが、プロのフォアハンドをマスターできる「6つの練習メニュー」を公開します。
Disc1 実践テクニック1(収録時間60分)
・スピードを出すためのワイパースイング
・ライジングショット 3種類の打点
・基本理論
- ナチュラルに握れる「グリップの作り方」とは…?
- リストを痛めない「新井流リストの使い方」とは…?
- ボールは、どの高さの位置で削れば…?
- 本当に正しいワイパーのスイング軌道とは…?
- 失敗しないワイパースイングの注意点とは…?
- 第一弾DVD(ワイパースイング基本編)との違いとは…?
- ネット付近とベースライン付近では、リストをどのように使い分けるのか…?
- ワイパーは「巻き込んで振り切る」のか、「前に押し出す」のか…?
- グリップが薄い方専用のワイパースイングとは…?
- ライジングショットにおける「3種類の打点」とは…?
- 攻撃的なショットが打てる「最も早いポイント」はどこ…?
- どうすれば思い通りのポイントで打てるのか…?
- ボールを見過ぎてはいけない理由とは…?
- ライジングショットで意識すべきポイントとは…?
- 「順クロス」では、打ち方は変わるのか…?
- なぜ、軽く打つだけでも相手を追い込むことができるのか…?
- 「肩の位置」は、腕を伸ばした位置なのか、少し曲げた位置なのか…?
- 高い打点のとき、ラケットの面は縦横どちらの向きで打つのが良いのか…?
- ワイパースイングは、試合中のどんな場面で有効なのか…?
- ワイパースイングは、前に体重移動をしたまま打つのか、止まって打つのか…?
- フットワークは、オープンとクローズのどちらが良いのか…
Disc2 実践テクニック2(収録時間57分)
・テンポを上げるショートバウンド 練習のポイント
・ベースラインから打ち込む
・基本理論
- 「当てるだけショートバウンド」にならない方法とは…?
- ボレーヤーの嫌がるストロークのテンポとは…?
- 「ショートバウンド」と「ノーバウンド」の打ち分けとは…?
- ボールを見れば見るほど当たらない理由とは…?
- 「振るだけの打ち方」と「押して振りぬく打ち方」の違いとは…?
- どうすれば、「フレームショット」を減らせるのか…?
- ベースラインから、高い打点でボールをひっぱたく方法
- どうすれば、回転をコントロールしてスピードを上げられるのか…?
- ベースラインから打つ場合の、肩とリストの使い方とは…?
- 「順クロス」と「逆クロス」で打ち方はどう変わるのか…?
- ショートバウンドの打点の位置はどこがベストなのか…?
- ラケットの位置は少し前なのか、体の横なのか…?
- スイングスピードは、早い方がいいのか、遅い方がいいのか…?
Disc3 実践テクニック3(収録時間55分)
・攻撃トップスピンロブ」練習のポイント
・角度のあるショートクロス
・基本理論
- トップスピンのロブでは、ラケットはどのように振るのか…?
- 簡単にトップスピンのロブが打てるようになる秘訣とは…?
- 「平面」のワイパーと「球面」のワイパーの違いとは…?
- 角度がついて、面白いほど「沈む」ショートアングルとは…?
- ダブルスで使えるショートアングルテクニック
- スマッシュの構えに間に合わないときに使えるワイパースイングとは…?
- ロブのワイパースイングの打点はどこにあるのか…?
- トップスピンロブは、どの高さで打ち返せば決まりやすいのか…?
- ショートクロスもオープンで入ったほうがいいのか…?
Disc4 上級者の練習ドリル1(収録時間50分)
- 実践演習ドリル(1)「ショートラリー」
- 実践演習ドリル(2)「半面ストレートラリー」
- 実践演習ドリル(3)「半面ロングラリー」
- 実践演習ドリル(4)「アレーコートのロングラリー」
- 新井コーチが実際に選手に行なっている練習メニューを公開!
- 上級者はこういったところを意識して練習している!
- ショートラリーで「手首を作る」方法とは…?
- 半面ストレートラリーの練習で注意すべきポイントとは…?
- よく言われる「アウトはOK、ネットはNG」って本当…?
- 自分の上達を確認できる目安になる練習とは…?
- フットワークが鈍いときに、足がよく動くようになる方法とは…?
- 一気に集中力を高める方法とは…?
Disc5 上級者の練習ドリル2
- 実践演習ドリル(5)「フォアハンド限定クロスラリー」
- 実践演習ドリル(6)「2 VS 1ラリー(左右の動き)」
- 実践演習ドリル(7)「ボレー VS ストローク(前後の動き)」
- 回り込みフォアハンドのスタンスとは…?
- 回り込みフォアハンドには、どんなメリットがあるのか…?
- 踏み出す左右の足をバランス良く強化するには…?
- 2 VS 1の練習で注意すべきポイントとは…?
- ボレー VS ストロークの練習で注意すべきポイントとは…?
- 「締まりのある試合」をするには、どうすればいいのか…?
- この練習にチャレンジするタイミングはいつがいいのか…?
特典映像 3種類のドライブボレー特典映像(Disc3に収録)
プロテニスコーチ
新井 湯太加
杉山愛が15歳~17歳までのプライベートコーチとして、グランドスラム大会の一般とジュニアを経験。15歳の時、日本人初の世界ジュニアランキング (ITF)1位に(5月)17歳のプロ転向の際は、記者会見はコーチとして参加。16歳で全日本室内一般の部で優勝・以後数年はパートタイムコーチとしてツアーに同行。杉山愛のコーチとしての最後は1996年(21歳)ウインブルドン選手権、成績はベスト16。・フルタイムのツアーコーチとして15年以上は日本人最長。海外遠征は100回以上。