テニスのキャリアにかかわらず、「フォアハンドにくらべてバックハンドは苦手」という理由から、多くのプレイヤーが積極的にバック側を狙うことを避けています。
しかし、苦手な人が多いにもかかわらず、両手バックハンドは「上達に関する情報」が極端に少ないのが現状です。
実は、その答えはとてもシンプル。テニスにおける最も簡単な技術が「両手バックハンド」だから。
バックハンドが苦手な人にとっては素直に受け入れられないかもしれませんが、8名のNo.1と26名のトップ10を育てたゲイブ・ハラミロによると、「両手バックハンドはフォアハンドの100倍簡単」とのこと。
これは事実であり、両手バックハンドは本当に簡単な技術なのです。その理由は2つ。
1つは、フォアハンドにくらべると腕の自由度が大きく制限されるため、スイングを形作るメカニズムがとてもシンプルで、安定したスイングができること。
もう1つは、打点が少しでも遅れるとパワー負けするフォアハンドに比べ、少しばかり打点が遅れたとしても、そこから2本の腕を使ってラケットを振り抜くことでボールを押し戻せること。
ただし、技術がシンプルだからこそ、気を付けるべき点もあります。
それは、少ないコツの一つひとつがとても重要になるということ。
フォアハンドは、腕の自由度が高いぶん、最初からある程度打てる人もたくさんいますが、そこからスイングを完成させるには多くのコツがあり、その難易度も高いものになります。
一方の両手バックハンドは最初こそ難しく感じますが、簡単なコツさえ掴めば、その先はいっきに駆け上がることができ、短期間で完成形へ近づくことができます。
つまり、その簡単なコツを掴めなければ、いつまでたっても両手バックハンドは上達しないということ。
あなたも、まるでフォアハンドを両側から打てるかのように、自由自在にラリーを制したいなら…?
現代テニスのテクニックを作り上げた、世界が認めるトップコーチ「ゲイブ・ハラミロ」が、驚くほど簡単に誰でもフルスイングできる「両手バックハンド上達法」を公開します。
DVD2枚組(総収録時間71分)
1 スイングの原型を作る
- プロの80%以上が使っている、オススメのグリップとは?
- パワーを生み出す体重移動の方法
- テイクバックにおける、グリップエンドとお尻の位置の関係とは?
- ラケットの動く範囲を大きく広げるには?
- テイクバックと、体をターンさせるタイミング
- 最初に練習すべき、もっともシンプルなテイクバックとは?
- 無駄な動きを削ぎ落とした、「両手バックハンドの原型」の作り方
2 リズムを整える
- スイングの正しいリズムを掴む方法
- なぜ、自分で落としたボールを打つことが重要なのか?
- リラックスした状態で、力むことなくボールを打つ方法
- 体に染み込んだ悪いクセを消す方法
- 練習の段階で、速いスイングをしてはいけない理由とは?
- なぜ、声の出し方一つで、タイミングの取りやすさが変わるのか?
- ボールの距離や高さを正確にコントロールする方法
3 レディーポジションからはじめる
- なぜ、レディーポジションからはじめることが大切なのか?
- より実践的なスイングを身につけるステップ
- 良い腰のターンと、悪い腰のターンの違い
- プレイヤーにとって、最適な打点を見つけ出す方法
- スイングのリズムを感じながら打てるようになるには?
- シャドウドリル(素振り練習)におけるポイントと注意点
4 ヘッドを立ててフォロースルーまで
- ラケットヘッドは、どの形でセットするのが正解なのか?
- ラケットヘッドが下に落ちてしまうのを防ぐには?
- 良いフォロースルーと悪いフォロースルー、その違いとは?
- 腕の使い方による、ラケット軌道の違い
- スイングの起動を修正する左手の使い方
5 スイングの最終型
- 一連のスイング動作と、その確認方法
- フィニッシュのバランスを整えるには?
- スイングが崩れてしまう、リスクの高い体の使い方とは?
- 常に同じリズムで打てるようになる、スペースの作り方
- 両手バックハンドの完成度を自分でチェックする方法
- 理想的な両手バックハンド、その目指すべき形とは?
