もし、あなたが「強いチームを作りたい。でも、どう指導すればよいかわからない…」と思っているなら…?
いくらチームプレーに磨きをかけても、「ある程度の1vs1の技術」を選手たちが身に付けなければ、得点を取ることはできないと言っても過言ではありません。
「ある程度の1vs1の技術って、結局は高いレベルのことでしょう?」と思われたかもしれませんが、そうではありません。
バスケットボール指導歴24年・えひめ国体「ターゲットエイジ選手」競技力向上スタッフの松本俊秀氏によると、ある程度の技術とは「ファンダメンタル(基本的な技術)が行えるレベル」。
大事なのは、人並みにシュートが打て、下を向かずにドリブルができ、ディフェンスにスティールされない強いパスを出せる程度の技術です。
しかし、何をどう指導すればよいのか悩まれるかもしれません。そのうえ、技術レベルもバラバラな新入部員に、一律で同じ練習をさせるのも難しいかもしれません。
松本監督は、この問題を解決するために、「ステップ形式の練習」を取り入れました。
ドリブル・パスなどの技術を分解し、一つひとつ積み上げる練習をすることで、選手のレベルに関係なくどんどん上達させることに成功したのです。
ステップ形式の練習のメリットは他にもあります。それは、「次にやるべきことが明確である」ということ。
ですから、忙しい先生でも迷うことなく選手たちを指導できるのです。
例えばドリブル練習では、両手ドリブル、両手ドリブル(足の動きを入れる)、左右違いのドリブル、ドリブルチェンジ、チェンジオブスペースといった5段階のステップがあります。
他にも、たくさんのステップ形式の練習ドリルがありますが…
具体的にどのような指導方法なのか? 指導歴24年、えひめ国体「ターゲットエイジ選手」競技力向上スタッフの松本俊秀が、短期間でドリブルとパスの基礎を完璧にマスターできる、「ステップ形式の練習」を公開します。
Disc1 ドリブルの基礎力を上げる分解練習(収録時間40分)
- 5ステップで、ドリブルの基礎を完全マスターする方法
- ドリブルの指導におけるポイントと注意点
- ドリブルでミスをしてしまう一番大きな原因とは?
- ドリブルの練習で必ず意識しなくてはならないこととは?
- 左右どちらの手でも上手くドリブルができるようになる方法
- 強く大きくボールを扱うための基本ドリル
- DFに取られないフロントチェンジを習得する練習ドリル
- ステップを取り入れた実践的なフロントチェンジの練習法
- 低い姿勢のまま左右の足を入れ替える練習ドリル
- 良い姿勢を保ちながらドリブルのリズムを変える練習ドリル
- ボールが手に吸い付くようなドリブルを身につける方法
- 片手で左右にボールを振るドリブル
- 両手、両足の神経を鍛えるドリブル練習法
- 右手と左手で、リズムの違うドリブルをするには?
- 左右の強さと体のバランスを整える練習ドリル
Disc2 ドリブルの実戦力を上げる分解練習(収録時間61分)
- 試合で通用するドリブルと通用しないドリブル、その違いとは?
- 動きのあるドリブルを効率良くマスターする秘訣
- 5ステップで、実戦的なドリブル技術をマスターする方法
- 狭いエリアを素早く動きながらドリブルする練習ドリル
- ドリブルチェンジは、試合中どんな状況で有効なのか?
- フロントチェンジの弱点と対応策
- DFにボールを奪われない、レッグスルーのテクニック
- DFとの距離が近いときに有効なバックロールのテクニック
- オールコートを使った、チェンジオブペースの練習ドリル
- 後ろに下がりながらドリブルをするときの「2つのポイント」とは?
- どうすれば、常に顔を上げながらドリブルができるのか?
- 選手が自由に判断する要素を取り入れた練習ドリル
- サークルを使ったドリブルチェンジの練習法
- クロスランニングで素早く後ろに下がるドリブルのテクニック
- さらに実戦的な練習のバリエーションを増やす方法
Disc3 パスの基礎力を上げる分解練習(収録時間55分)
- 3ステップでパスの基礎をマスターする方法
- パスのミスを生む大きな原因と対処法
- 相手に取られやすいパスと、取られにくいパスの違いとは?
- パスの指導におけるポイントと注意点
- 最初に取り組むべき「対面パス」の練習ドリル
- 指先のスナップと回転を覚えるためのチェストパス練習法
- パスをするとき、下半身はどう使えばいいのか?
- 腰のひねりで速いボールを出す、ワンハンドプッシュパス
- 軸足の離れを利用した、サイドパスの練習法
- パスのミスを減らす「対面ミート」の練習ドリル
- DFを想定した実戦的なパス練習法
- パスをもらったあとにジャンプストップで半身に構える練習ドリル
- 試合を想定した実戦的な「4種類のパス練習法」
- ハーフコートを使った3人のパス&ラン
- 設定を作りながら、もっとパス練習のバリエーションを増やす方法
Disc4 ドリブルとパスを繋ぐ「ジョイント」練習(収録時間52分)
- なぜ、「繋ぎのプレー」の練習が重要なのか?
- 4ステップで、実戦的な「ジョイントの技術」をマスターする方法
- 相手にボールを奪わせない「9種類のボールポジション」
- シュートに繋がる場面では、どうボールを受ければいいのか?
- なぜ、指導者は「パスの音」を意識すべきなのか?
- 軸足は動かさず、フリーの足を自由に動かす「3種類のピボット」
- センタープレーヤーの育成に有効な練習ドリルとは?
- ジャンプストップで、DFにボールを奪われないポジションを取る方法
- DFを入れた、より実戦的なジョイント練習ドリル
- 前方からのプレッシャーを払いのけ、ボールを運ぶドリル
- パス、ドリブルのミスを減らすために意識すべきポイント
- 選手が失敗したとき、指導者はどこをチェックすればいいのか?
えひめ国体「ターゲットエイジ選手」競技力向上スタッフ
松本 俊秀(まつもと としひで)
バスケットボール指導歴24年。バスケットの競技経験は無かったが女子バスケット部の顧問に就任。バスケットのルールすら知らない知識ゼロから指導者としての歩みを始め、選手一人一人に目を向けた研究を重ね、選手の「できない原因」を一つずつ分解して解消する独自の指導法を考案。その指導法により、スーパースターのいない一般の公立校を14年間で7回も全国大会へ導く。現在は、愛媛県バスケットボール協会中学部の普及強化委員、えひめ国体「ターゲットエイジ選手」競技力向上スタッフを務めている。
推薦の声
高知県バスケットボール協会/元ジュニアオールスター女子選抜チームヘッドコーチ 岩城多加仁様
松本先生のチームは、バスケットの基礎・基本を体系的に身につけたスキのないチームでした。その強さの秘密は、課題に応じた豊富なドリルに支えられた選手育成にほかならないと思います。
愛媛県バスケットボール協会様
プレイ経験がない彼の指導は、基礎基本を学び伝えることから始まり、たゆまない努力の結果、創意工夫で彩られた指導法を体得され、現在は本件のターゲットエイジ女子リーダーとして活躍されています。
NPO法人レジェンド松山 理事長・ヘッドコーチ/モントリオール五輪日本代表 大野加壽子
私自身、アカデミーの選手が松本氏のポイントの指摘により、一気に返信する瞬間を目の当たりにしております。各指導者が目指す選手を育て上げるためのヒントが必ずやピンポイントで見つかるDVDであると思います。
富士通Redwave5番 曽我部奈央
今でもシュートを打つときに、松本先生に教わったことを意識しています。それは、フォロースルーの時は水滴を払うように打つことや、力を抜いてしなやかに打つことです。みなさんもDVDを観て実践し、自分の技術に磨きをかけていってください。
広島大学バスケットボール部/平成25年度U-19日本代表 熊美里
先生のもとで基礎の大切さを学ぶことができ、現在のバスケット生活に生かされています。先生との出会いに感謝し、これからも日々精進したいと思います。