バレー初心者の女子を上達させられない意外な理由をご存じですか?
アトランタオリンピック日本代表の坂本清美氏によると、その大きな原因の一つが、女子に対して、「男子と同じ指導をしていることである」とのこと。
中高生となると、体格、パワー、スピードなど、身体の発達によって男女に違いが出るため、指導もそれに合わせる必要があるのです。
また、初心者を短期間で上達させる指導にも工夫が必要だと言います。
その方法とは、「こうやればできる」と教えるのではなく、「できない理由はこれである」ということを教えてあげること。
例えば、オーバーパスを教える場合、よく「おでこの前でボールを取りなさい」と言われますが、うまくできない選手は「なぜできないのか?」がわからず、伸び悩んでしまうのです。
こうしたケースでの「できない理由」の多くは、肘が肩よりも下、または同じくらいの高さでオーバーパスをしようとしているので、指導のコツとしては「肘を肩よりも上にセットしなさい」と教えることです。
また、顔の前でボールを取ってしまうもう一つの原因が、アゴを上げてボールを見てしまうこと。
顔の前で取ってしまうと、ボールを手だけでコントロールすることになるので、パスをミスしたり、遠くに飛ばせないなどの問題を抱えることになります。
この場合の指導のポイントは、「上目使いでボールを見る」ことを教えることです。
このように、ちょっとした教え方の違いですが、「おでこの前で取れていないぞ!」と、何度も選手に注意をするよりも、何倍も速いスピードで、正しいフォームを習得できるのです。
このような女子を指導する場合のポイントは、他にもたくさんありますが…
もっと知りたいと思われるなら…? 10,000人以上の指導実績を持つ、元オリンピック日本代表選手が、女子バレー指導の秘訣を公開します。
Disc1 オーバーパスの基礎(収録時間47分)
- 【重要】 前後左右に素早く動ける、オーバーパスの基本姿勢
- 指導者がチェックすべき、ヒザ、肘、腰の位置関係とは?
- 手をセットするときの「肘と肩、手首のポイント」
- ボールを正確にコントロールするための親指の使い方
- 味方が受け取りやすい「パス回転のかけ方」とは?(サンプル動画で紹介)
- 正しく回転がかけられない場合にチェックすべきポイント(サンプル動画で紹介)
- 一人でもできる、ハンドリングの練習方法
- 2ステップで、オーバーパスの「下半身の使い方」を身につける方法
- 正確なパスができるようになる、直上パスの段階別練習法(サンプル動画で紹介)
- 二人一組で、さらにパスのコントロールを高める練習メニュー
- ボールの下に素早く、正確に入れるようになる方法
- 少ない力で、パスを高く、遠くまで飛ばせるようになる方法
- パスが遠くまで飛ばせない選手を指導する場合のチェックポイント(サンプル動画で紹介)
- 基本姿勢が、上手く取れない選手を指導するには?
- 重心のかけ方がわからない選手を指導するには?
Disc2 アンダーパスの基礎(収録時間32分)
- 【重要】正確にボールをコントロールできる、アンダーパスの基本姿勢(サンプル動画で紹介)
- 両足は揃える方がいいのか、前後にずらす方がいいのか?
- 面を作るとき、親指はどの方向に向ければいいのか?
- 重心が傾かない、安定した構えの作り方
- ボールをヒットするときに意識すべき大切なポイントとは?(サンプル動画で紹介)
- パスをだすときは、ボールのどの位置を見るのがいいのか?
- アンダーパスで、手を振ってしまう選手を指導する場合の注意点
- 省スペースでできる、ハンドリングの練習方法
- なぜ、椅子を使うだけで、下半身の使い方が簡単に覚えられるのか?(サンプル動画で紹介)
- どうすれば、素早くボールの正面に入れるようになるのか?
- ボールを受ける味方が、どこにくるのか予測しやすくするテクニック
- アンダーパスで、手がバラバラになってしまう選手を指導する場合の注意点(サンプル動画で紹介)
- ボールコントロールが苦手な選手を指導するには?
- 上手く重心をかけられない選手を指導するには?
- 腕が下がってしまう悪いクセを直す簡単な方法
Disc3 スパイクレシーブ・サーブレシーブの基礎(収録時間43分)
- スパイクレシーブとアンダーパスは、基本姿勢はどう違うのか?
- 相手の強いスパイクを受け止めるための下半身の使い方(サンプル動画で紹介)
- ボールを横に弾かないようにする「視線の送り方」とは?
- ディグのときに注意すべき、つま先とおヘソの関係とは?
- 手と足が上手く使えない選手にオススメの練習メニュー
- どうしても、ターゲット方向に手が向かない場合の矯正法
- サイドにきたスパイクを正確にレシーブする方法(サンプル動画で紹介)
- サイドでレシーブするとき、目線はどこを見ればいいのか?
- 正面のレシーブが苦手な選手への指導法
- サイドのレシーブが苦手な選手への指導法
- どうしても、後ろ方向へ弾いてしまう選手への指導法
- ヒザが伸び上がってしまう選手への指導法
- どうすれば、サーブレシーブのミスを減らせるのか?
- ボールを手元まで引き付ける感覚を養うためのトレーニング
- サーブレシーブで絶対に守るべき「2つのポイント」とは?
アトランタオリンピック日本代表選手/ 芦屋ユナイテッドバレーボールクラブ ヘッドコーチ
坂本 清美(さかもと きよみ)
小学生からバレーボールをはじめる。四天王寺高校を経て、1988年に実業団リーグの東洋紡(当時)に入部。ジュニア代表として、アジアジュニア選手権(優勝)に貢献。1990年、全日本に初めて選出され、世界選手権に出場した。 ダイエー移籍後の1996年には、アトランタオリンピックに出場した。現役引退後は、「FNS春の高校バレーコーチングキャラバン」をはじめ、バレーボール教室などで指導をおこない、これまで、10,000人以上の選手の指導を手掛けている。
DVD視聴者・実践者の声
Y.M様 指導歴5年
本DVDは、初心者がなかなか上達せずにご苦労されていたり、チーム力UPのために基本からやり直したい指導者には最適です。
R.Y様 指導歴10年
このDVDでは基本的な動作のポイントが繰り返されるので見ているだけで、指導上のポイントが頭の中に入ってくると思います。
Y.S様 指導歴4年
今回のDVDでは、基本的なアンダーハンドパスとオーバーハンドパスに特化した内容になっているので、指導経験がない方にはとてもわかりやすい内容だと思いました。
Y.M様 指導歴46年
バレーボールの基本の構えの姿勢、基本から応用へプレーの目的に沿った指導、トラブル別指導、等初心に返ることの重要性を再確認に出来るDVDです。
Y.Y様 指導歴9年
これからバレーを始めようとしている人に薦めるのに非常にいい教材だと思います。基本の型を知り、根気強く練習していくことが大事です。頑張りたいと思います。
Y.N様 指導歴10年
このDVDは、子供だけでなく、ママさんになってから初めてバレーを始める人が、短い練習時間の中で技術を習得するのにもとてもわかり易く作られていると思います。