現代卓球で上のレベルを目指すなら、 チキータは、「必ず習得すべき重要な技術」であるとも言えます。
なぜなら、スピードの速い現代卓球では、フォアドライブのように 全身をダイナミックに使う技術では、相手に攻撃のチャンスを与えてしまうから。
しかし残念ながら、ほとんどの人が、 ミスを連発してしまう、「間違った打ち方」をしていると、2012年の全日本選手権を最後に20年間の現役生活を引退し、現在は、松平健太選手の専属コーチを務めるほか、 アプティ卓球ステーションで、たくさんのアマチュア選手を指導する坂本竜介氏は言います。
もしあなたが、空振り、カス当たり、ラケットの角に当ててしまうなどのミスが多いなら、間違った方法でチキータを打っている可能性が高いと言えます。
「チキータは、ボールのどこに当てるか?」と質問した場合、 100人いれば100の人が、「横に当てる」と答えますが、これがミスを生む原因なのです。
坂本氏によると、チキータのポイントは3つ。
「大きな可動域で手首のスナップを効かせために肘を前に出すイメージで振る」「ボールの横ではなくボールの後ろを捉える」「ラケットは、正面でも真横でもなく斜め前方に振り抜くこと」。
これがプロの「チキータ」なのです。
しかし、チキータをマスターしただけでどんどん試合を勝ち進めるのかというと、当然そうではありません。
攻撃の場面では、相手を一撃で仕留められる「超攻撃的なボール」が、 守りの場面では、一気に形勢を逆転する「逆襲の一打」が重要になります。
ひと通り打ち方や回転のかけ方などの基礎をマスターし、 さらに上のレベルを目指したいなら?
元日本代表選手・坂本竜介と、協和発酵キリン所属のプロ卓球選手・松平賢二が、守りから攻撃に転じるための「逆襲のテクニック」と相手のミスを誘い一発で得点を決めるための「超攻撃的な技術」を公開します。
Disc1 守りから攻めに転じる、 「逆襲のバックハンドテクニック」(収録時間60分)
- 中上級者がマスターすべき、「攻めのツッツキ」とは?
- ツッツキの回転量をいっきにアップさせる打球点とは?
- 思いどおりに相手のミスを誘う、上級者のツッツキのテクニック
- サイドスピンを加えて、ツッツキのバリエーションを増やす方法
- 相手の選択肢を「ただ入れるだけ」にする、ストップのテクニック
- 中上級者がマスターすべき、ラケットを縦に入れるストップ
- ラケットを縦に入れることで生まれる、「2つのメリット」とは?
- トッププロだけが知っている、4球目攻撃を劇的に有利にする方法
- ナックル性のブロックで、守りから攻めに転じる方法
- 相手のボールの力を利用して、10倍攻撃的なブロックを打つ方法
- 入れば80%以上の確率で得点になる、サイドスピンブロックとは?
- なぜ、中上級者は、「フィッシュ」をマスターすることが重要なのか?
- ロビングとフィッシュは、どう使い分けるのがベストなのか?
- 相手のスマッシュを封じ込めるテクニック
- 相手を左右に大きく動かす、攻撃的なフィッシュの打ち方
Disc2 超攻撃的なバックハンドの応用技術(収録時間53分)
- 相手のミスを誘う、強烈な回転のバックハンドフリック
- 強フリックの基本姿勢とタイミングの取り方
- 台上からの展開を有利にする攻撃のテクニック
- 今、卓球界でもっとも流行っている「台上バックドライブ」の打ち方
- 台上バックドライブの回転量をアップさせる2つのポイント
- 台上バックドライブの基本姿勢と打球点
- 回転量を爆発的にアップさせる手首の使い方
- 現代卓球の主流、「チキータ」を使いこなす方法
- チキータの基本姿勢と手首の入れ方
- 攻撃的なチキータは、ボールのどこにラケットを当てればいいのか?
- なぜ、振り抜くイメージを変えるだけで、チキータが決まるようになるのか?
- 下回転に対する2種類のドライブ
- 相手のツッツキを強烈なバックドライブで仕留める方法
- 速いツッツキなどで、ボールが詰まってしまったときの対処法
- 台上で先手を取って、高確率で得点を決めるテクニック
元・日本代表選手 / upty卓球ステーション 代表
坂本 竜介(さかもと りゅうすけ)
卓球の名門、青森山田高校出身。2002年に岸川聖也とともにドイツのデュッセルドルフへ渡り、ブンデスリーガで活躍。1部リーグでプレーするなどの実績を残す。バッククロスでのシュートドライブなどのドイツ仕込みのプレーは、全国の選手たちへ大きな影響を与える。青森大を卒業後は、協和発酵キリンに入社。全日本選手権ではランク入り(ベスト16)すること6回を数え、2005年度にはベスト4の成績を残す。平成24年度の全日本選手権を最後に、20年間の選手生活を終える。また、平成25年には「upty卓球ステーション」を東京にオープン。多くのアマチュア選手の指導にあたっている。現在は、松平健太選手の専属コーチとしても活躍している。
DVD視聴者・実践者の声
村里 信雄様 指導歴33年・プレー歴43年
バックハンドでの技術がここまで来れば、逆にフォアハンドの練習もおろそかにできない、と感じた。 バックハンドに自信のない人。相手に脅威を与えるには、手っ取り早いのではないかと思います。
R.S様 指導歴2年・プレー歴17年
攻撃的な技術だけではなく、相手を崩すための守備的な技術に関してもう一度見直すことができた。バックドライブの振り方で、振り始めと振り終わりの位置を理解することで、確実性が上がった。
小牧 正基様 指導歴20年・プレー歴30年
一番印象に残ったのはフィッシュは守りの技術というよりは、どちらが攻めているかわからない攻めに転じる為の技術であるということ。バックハンドを守りの技術だけに多用しているプレイヤーにお勧めしたいです。