野球、サッカー、テニス、ゴルフ、バスケットボール、卓球など、あらゆるジャンルのスポーツで注目されている「体幹トレーニング」。
スピードや持久力がアップし、体への負担減、軸が安定するなど、競技の枠を超えた圧倒的なメリットがあることはいうまでもありません。
しかし、2012年ロンドン五輪で戦後最多11個のメダルを獲得した水泳日本代表チームは、体幹を「鍛えた」のではありませんでした。
なんと、体幹を「使える」状態にセットするトレーニングをおこなったのです。
実は、近年の研究の結果、体幹の力をスポーツに活かすには、体幹を「鍛える」のではなく、「使える」ようにするのが重要なことがわかりました。
体幹トレーニングを実践しても効果が感じられない原因は、体幹を鍛えようとしていることにあったのです。
しかし、「ある方法」で、体幹を使える状態にセットすれば、早い人なら5分のトレーニングでパフォーマンスの向上を実感できると、ロンドン五輪水泳日本代表チーム専属のスポーツドクターを務めた、早稲田大学スポーツ科学学術院の金岡恒治氏は言います。
体幹トレーニングには、色々な種目がありますが、四つ這いで手足をまっすぐに伸ばす方法などが、よく知られています。
背中をまっすぐに保ち、おしりを上げすぎず、顎を引いて目線を上げないなどが、注意点として挙げられますが、実は、これでは「ただの筋トレ」にしかならないのです。
正しくは、手を上げるときに腹横筋を意識し、重心は移動させず、肩甲骨を寄せ、骨盤を反らない・傾けない、です。
これらのポイントをしっかりと意識することで、はじめて効果的な体幹トレーニングと言えるのです。
「ドローイン」という呼吸法や「トレーニングに取り組む順番」など、医学的な研究の結果、効果を得やすいことがわかったのですが…
あなたも、本当に効果が実感できる体幹トレーニングを取り入れたいなら?
ロンドン五輪水泳日本代表チーム専属のスポーツドクターを務めた、早稲田大学スポーツ科学学術院の金岡恒治が、頑張って鍛えなくてもたった5分で体幹の力を競技に活かせる「最先端の体幹トレーニング」を公開します。
Disc1 ローカル筋トレーニングの基礎知識(収録時間81分)
- トレーニングの前に知っておくべき、「2種類の体幹筋」とは?
- 2種類の体幹筋には、どのような違いがあるのか?
- スポーツパフォーマンス向上の鍵を握る体幹筋とは?
- なぜ、ローカル筋が使えると、骨を個々に動かせるようになるのか?
- ローカル筋の機能が重要である理由とは?
- 骨盤の動きとハムストリングスの意外な関係とは?
- 骨盤の前傾と後傾で、使われる筋肉はどう変わるのか?
- 競技中の姿勢を上手くコントロールする方法
- ケガが少なく、高いパフォーマンスを発揮できるカラダの使い方
- 負担が一ヶ所に集中してしまう、間違ったカラダの使い方
- なぜ、腹横筋が働くと、カラダへの負担を減らせるのか?
- より深部にある体幹筋を使えるようにする方法
- キツい体幹トレーニングが効果的とは限らない理由
- 体幹筋を使える状態にセットする方法
- 素早い方向転換に必要な体幹筋とは?
- スポーツパフォーマンスを向上させる、筋肉の使い方の順番とは?
Disc2 ローカル筋トレーニングの基本1(収録時間41分)
- 全ての体幹トレーニングの基本となる「ドローイン」のやり方
- 正しいドローインと、効果のない間違ったドローインの違いとは?
- 腹横筋の収縮の違いを自分自身で感じる方法
- 体幹筋が使えているかどうか、自分でテストする方法
- 自分に合うトレーニング、合わないトレーニングを見分けるには?
- なぜ、体幹トレーニングには、取り組む「順番」が大切なのか?
- はじめにやるべき種目、「ハンド・ニー」のやり方
- 正しいスタートポジションと、間違ったスタートポジションの違い
- ハンド・ニーのバリエーションの増やし方
- 2番目に実践する種目、「エルボー・ニー」のやり方
- 3番目に実践する種目、「エルボー・トー」のやり方
- 体幹トレーニングの効果をアップさせる、肩甲骨の使い方とは?
- 4番目に実践する種目、「バックブリッジ」のやり方
- 注意!多くの人がやってしまう、効果の得られないカラダの使い方
- エクササイズが終わったあとに、効果を確かめる方法
- 無理に難易度の高い種目をやっても、効果が得られない理由
- 短期間で体幹力をアップさせるために知っておくべきこと
Disc3 ローカル筋トレーニングの基本2(収録時間32分)
- さらにスポーツパフォーマンスを向上させる、8種類の発展形エクササイズ
- 背中側にあるインナーマッスルを使える状態にする方法
- なぜ、背骨が個別に動かせると、劇的なパフォーマンス向上を実感できるのか?
- 背骨の動きをスムーズにさせるエクササイズ、「キャット&ドッグ」
- 骨盤の使い方一つで、さらにトレーニング効果をアップさせる方法
- 胸椎の動きをスムーズにし、腰への負担を減らすエクササイズ
- 猫背や姿勢の悪さを改善する簡単なエクササイズ
- スポーツで安定したプレーができない人に見られる共通点
- 上下全ての腹筋を使った、ドローインの発展形エクササイズ
- お腹側と背中側の両方のインナーマッスルを使った、上級者向けのエクササイズ
- 下部の腹筋を使って、骨盤を細かく動かせるようにするエクササイズ
- 股関節の伸展運動をスムーズにするエクササイズ
- 股関節の使い方の良い例と悪い例
- なぜ、股関節の伸展動作には、腹横筋の働きが重要なのか?
- 転がるだけで、背骨の動きを簡単に改善する方法
ロンドン五輪日本選手団本部ドクター/早稲田大学スポーツ科学学術院 教授・整形外科医
金岡恒治
1988年筑波大学医学専門学群を卒業し整形外科医、脊椎外科指導医として臨床に従事。2000年より筑波大学整形外科講師を務めたあと、2007年より早稲田大学スポーツ科学学術院准教授、2012年4月より同教授。日本水泳連盟医事委員長を務め、シドニー、アテネ、北京五輪に水泳チームドクターとして帯同。ロンドン五輪では、日本選手団本部ドクターとして帯同し、選手たちをサポートした。
DVD視聴者・実践者の声
中川 真依様(女子高飛込み)2008年北京、2012年ロンドン五輪日本代表
成田先生に身体のアライメントの大切さを教わるまでは、よく腰痛で悩んでいたが、日頃の姿勢の意識やローカル筋、臀筋のエクササイズを行うようになり、腰への負担が減り腰痛が改善され、継続的にエクササイズを行うことで、力の伝わり方を感じる事が出来るようになり演技の安定性が向上しました。ローカル筋トレーニングと出会えたことに本当に感謝しています。
渡部 健一郎様 高崎高校バスケットボール部顧問
指導者と選手のトレーニングに対する意識付けの成果として、私の求める「力強いキレのある動き」が随所に見られるようになり、対戦チームから「体が強いね」ということをよく言われるようになりました。決して体格的に恵まれた選手が多くない中、見た目より強いなと思わせる作戦として重要な練習の一つとなっています。
毛呂 駿臣様 高崎高校バスケットボール部選手
トレーニングをしながら体の内側から鍛えるという実感が湧きました。外まわりの筋肉だけでなく体幹を強くすることでスポーツそのものに役立つ体により近づいた気がします。
野本 大智様 高崎高校バスケットボール部選手
体幹トレーニングをはじめて一番感じたことは、トレーニングをする際に「一つ一つの動きに意識をもって行うことが大切」だということです。トレーニングをただこなすだけではなく、鍛えている箇所を意識することでさらに効果が上がることを教えていただき成果が上がったと思います。
長竹 潤様 群馬県立高崎商業高等学校女子バスケットボール部監督
トレーニングを半年間継続することで、怪我をする選手が激減します。導入後、高校生の女子バスケットボール選手の将来を考えたトレーニングの構成はまさに“専門家の技術力”によるものです。今後の日本のバスケットボール選手のパフォーマンスアップと怪我の減少に大いに貢献するトレーニングだと思います。