「センターの羽根は、どちらが取るべきか?」ダブルスの選手であれば、必ず突きあたる問題です。
これに対する答えは、あらかじめシンプルなルールをペアで共有することです。
羽根が向かってくるか逃げていくかを考慮して、右サイドから打たれた羽根は左側の選手が、左サイドから打たれた羽根は右側の選手が取り、また、センターから打たれた場合はセンターラインを基準により羽根に近い選手が取ります。
また、攻撃する側が強く、有利であるバドミントンで、攻撃のチャンスを劇的に増やす方法もあります。ここでのカギは「スピード」。
相手の羽根をレシーブした選手が、素早くネットに入ることで、相手は、もう一度ネットに落としたくても、落とせなくなります。
相手はもう後ろに羽根を上げるしか選択肢がないわけですが、前衛に入っただけでは、後ろには誰もいない状態になってしまいます。
そこで、一人が前に入ると同時に、もう一人は素早く後ろに下がり、二人が縦一列に並ぶ「トップ&バック」のフォーメーションを取るのです。
これらのテクニックは、 元近畿大学バドミントン部トレーナーの有田浩史氏が選手たちに教えているもので、五輪選手たちも実際に使っています。
つまり、中学生や高校生、プロ選手を問わず、ダブルスで勝つための「定石」とも言える戦い方ですが、実際の現場ではどのように指導すればよいのか? バドミントン経験のない先生や、指導経験の浅い先生でも教えられる、ダブルスで勝つための「フォーメーションと攻防」を公開します。
Disc1 ダブルスのフォーメーション(収録時間48分)
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- 「攻撃⇒守備」のローテーションをスムースにおこなう原則とは…?
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- 試合で通用するローテーション、通用しないローテーション、その違いとは…?
Disc2 ダブルスの攻撃&守備(収録時間65分)
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- 左サイドから、センターにスマッシュを打たれた場合は?
- 右サイドから、センターにスマッシュを打たれた場合は?
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Disc3 サーブからの攻防&ゲーム練習(収録時間48分)
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- サーブのコントロール精度をアップさせる、かんたんな練習方法を公開!
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- 【ランキング発表】 サーブプッシュは、どこに打てば決まりやすいのか…?
- 相手のレシーブコースを正確に予測する「2つのポイント」
- なぜ、サーブから「3発目」の練習が重要なのか…?
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元近畿大学バドミントン部トレーナー/鍼灸師
有田浩史(ありたひろし)
【主な戦績】大阪府中学校選手権大会ダブルス優勝/近畿中学校選手権大会ダブルス優勝/全国中学校選手権大会ダブルス優勝/全日本ジュニア選手権大会ダブルスベスト8/大阪高等学校選手権大会ダブルス優勝/近畿高等学校選手権大会ダブルス優勝/全国高等学校選手権大会(インターハイ)ベスト8/全日本ジュニア選手権大会ダブルス優勝/世界ジュニア選手権大会出場/ドイツオープンシングルスベスト8/オランダオープンダブルス3位/関西学生選手権大会シングルス3位/西日本インカレシングルスベスト8/全国教育系大学選手権大会シングルス・ダブルス3年連続優勝/全日本学生選手権大会シングルスベスト16/全日本大学院生大会シングルス2年連続優勝/大阪社会人大会ダブルス・シングルス優勝1回、準優勝1回/近畿社会人大会ダブルス優勝1回、ダブルス準優勝1回/大阪社会人1部リーグ優勝/全日本シニア40歳代の部男子ダブルス優勝