勝敗を大きく左右する後衛選手に求められるスキルとは?
コントロール力、返球力、配球力、相手陣形を揺さぶるプレー…などがありますが、中学校ソフトテニス全国制覇通算39回を誇る濱中嘉彦によると、どのチームの後衛選手にも不足している事が一つあるとのこと。
それは「攻撃力」です。
後衛選手が、今以上に鋭いボールを打てるようになれば、相手の前衛は反応できなくなりますし、 後衛選手もそのスピードに振り回され、ミスする可能性が高まります。
実は、濱中監督の指導には、後衛選手に力強いストロークを打たせる秘訣がありました。
それは「ボールの回転力をアップさせるストローク技術」と「体の回転運動(体幹を利用したひねり・ひねり戻し)を 効果的に使い、スイングの威力を高める技術」。
ボールの回転力を上げる事で、体が小さく非力な選手でも、今までにない鋭さを持ったボールを打てるようになり、また、体の回転原理(ひねり・ひねり戻し)により、ラケットのスイングスピードを上げ、 選手の能力を最大限にボールに伝えることができるようになるのです。
つまり、「入れる球」というよりも「勝ちに行く球」。
そして「乱打練習」と「一本打ち」が、後衛選手に「回転の原理を」マスターさせる練習だというのですが…
一体どうやって教えればよいのか? 中学校ソフトテニス全国制覇通算39回を誇る濱中嘉彦が、指導経験がなくても後衛選手を劇的に強くする「超実践的練習法」を公開します。
濱中流「実践乱打練習術」Vol.1
- 最強ストロークを作り出す!濱中流乱打における“3つの基準”とは?
- 乱打で繰り返す!打球をもっとアグレッシブにする“インパクトポイント”とは?
- 勝つ球には回転がある!濱中流乱打で身につける“回転の3要素”とは?
- 乱打で身につける下半身オープン打法!
- 乱打で試す!体幹の回転を活かした、濱中流”ひねり戻し”の原理とは?
- 引くのではなくひねる!?
- ショート乱打でモノにする”ライジング”、”ドライブ”、”ひねり”とは?
- さらに上を目指した、左右を連動させるストロークとは?
濱中流「実践乱打練習術」Vol.2
- ノーバウンド乱打では、待って落とした打ち方をせずに・・・
- ノーバウンド乱打で学べる”ひねり”と”ひねり戻し”とは?
- ノーバウンド乱打で最も注意せねばならない事とは?
- 体の回転が綺麗になる乱打練習理論とは?
- 思わず手打ちになりそうな遠いボールでも・・・
- 3回の振り遅れが、振り遅れ無しになった一つのアドバイスとは?
- 一対一のノーバウンド乱打から分かる指導ポイントとは?
濱中流「実践乱打練習術」Vol.3
- 振り遅れているけど、これは振り遅れでは無い!
- 強烈なストロークを生み出す、“しない”の使い方とは?
- バウンド後の低く滑ってくるボールに対してどう対処すればよいか?
- 試合で勝つ、実戦力を身につける乱打練習とは?
- なぜ、緩い球が来ても振りぬく必要があるのか?
- ひねりを作る、片足打ちとは?
- なぜ、レシーブは前に詰めてライジングさせる必要があるのか?
- なぜ、アウトウォールに入ったボールも関係なしに取らなくてはならないのか?
- 勝てる選手を育てる乱打練習の鉄則とは?
濱中流「毎日の練習」
- 手へ体の回転を意識させる方法とは?
- なぜ、ドライブ回転を意識するのか?
- ストロークでの左手の使い方とは?
- ストロークでの大切な3つの基準について…
- なぜ、ロブは高い打点で打つべきなのか?
- ロブクロスをより高い打点で打つ理由とは?
- 攻撃的なロブとは?
- なぜ、インパクトの時にジャンプを意識するのか?
- なぜ、体が小さくて非力な選手が全国で通用するようになるのか?
- サービスから乱打をする理由
- 上げボールから乱打する場合は「意味」を持たせる事…
- 非力な選手ほど前へ!
- 前衛と後衛を区別しない理由とは?
- 最短距離でボールを打ちにいく方法
- 練習では一つの打法を身につけさせるべきではない!その理由は…
- なぜ、サービスは入れるだけではいけないのか?
- コントロールを身につけさせる方法
濱中流「魔法の1本打ち」
- なぜ、逆クロスから練習する事が、最強のストロークを体得する上で欠かせないのか?
- 遠心力で球威を爆発させる為の、左ステップとは?
- どっしり構えず、1本足で打つからこそ得られる最強のストロークとは?
- なぜ、この打点で打つとボールに攻撃力の高い回転が生まれてしまうのか?
- 回転原理の習得を加速化させる、左へのステップとは?
- 小柄の選手にも強烈なストロークを!身体の遠心力をいち早く覚えさせる練習法
- なぜ、テイクバックを早く引く必要がないのか?
- 体幹の「ひねり・ひねり戻し」により、選手の潜在能力を爆発させるコツとは?
- なぜ、ステップ無しで正面から打ち返す事により、回転のコツが分かるのか?
- 正確なコントロールに欠かせない「コート幅」を理解させる練習方法とは?
- 90%以上の選手が誤っている、回転を殺してしまう打ち方になるパターンとは?
- なぜ、ネット前の打ち返しで前に踏み出す行為がNGなのか?
- バックハンドで回転の原理を習得するコツ
- なぜ、この打点で打って流すと、強力な「ひねり」を生む事が出来るのか?
- 選手が自然に体幹の遠心力をストロークに活かせるようになる、練習方法とは?
- 時間の無駄をなくし、効果的に回転原理を習得させるバックハンド全体練習法とは?
- 練習の中で、理想的なストロークを引き出していくにはどうすればよいか?
- バックハンドで回転の原理を引き出す為の「ひねり」を習得するコツ
- 多くの選手が苦手とするバックハンドを回転力付きで習得するコツ
- 強烈な回転ストロークが身に付く、3スイング1セット練習法とは?
- 時間の無駄をなくし、効果的に「ひねり・ひねり戻し」を習得させるバックハンド全体練習法
- なぜ、濱中監督はボレーやスマッシュの練習を殆ど取り入れないのか?
- ボレーやスマッシュの成功率を大幅に上げる、“繋ぎ”の重要性とは?
- 3つのストロークでマスター出来る、確実に破壊力のあるボレーを習得する方法とは?
- なぜ、ノーバウンドストロークでは面を合わせる動きにとらわれてはいけないのか?
- ノーバウンドの練習と同時にワンバウンドストロークをもレベルアップさせる方法とは?
元 奈良市立 都跡中学校/元 奈良県宇陀市立 大宇陀中学校/現 奈良県宇陀市立 榛原中学校 奈良USJ監督
濱中嘉彦(はまなか よしひこ)
奈良県に生まれる。王寺中学校、奈良高校、神戸大学とソフトテニスを続ける。 大学卒業後すぐの4月、奈良市立都跡中学校へ講師として赴任。 男子顧問としてスタートし、翌年の9月から、男女とも指導。その翌年、全中に初出場。さらに2年後には初優勝を成し遂げる。この時から下記の「主な戦績」にあるような華々しい戦績を残す。平成11年大宇陀中学校に赴任。平成12年テニスコートがないところからソフトテニス部を発足させる。 平成14年大宇陀中学校は、全国中学校ソフトテニス大会で初出場、準優勝という快挙を成し遂げる。 平成15年大宇陀中学校は、ついに全国王座優勝で日本のトップに躍り出る。濱中嘉彦監督は、全国大会の優勝39回。全国王座、全国ジュニア・JOCなど、その中で全中での優勝8回。 研修大会での優勝は数え切れず、3位など多数。 特に平成8年の全国中学校ソフトテニス大会では、男子団体、男子個人、女子個人の3部門で優勝し、4冠のうちなんと3冠を獲得。全国中学校ソフトテニス大会には、平成2年に初出場し、平成4年からは連続出場。
DVD視聴者・実践者の声
K.H様
いろいろなビデオや本で「こういう練習」ということはたくさん見たり読んだりしましたが「こういうふうに打つ」というのは初めてでとても参考になりました。
N.H様
実際に教えて見て、手打ちの子供達が減り、上体のひねりを使った打ち方に変わって行く様子を見て、今までの抵抗感(オープン打法は応用編)は何だったのだろう。という感じです。